朝、出掛けは霧でした。ということは……、とやっぱり高いところは晴れていて、雲海が綺麗でした。
関八州見晴台にて。いつもの樹はもう一つ、というところでしたが、ちょっと奥が素晴らしく。
左はさすがに被写体深度が足りませんでした。EF50F1.4開放。右はF2.8までしぼったところ。きりきりですね
さて、高山不動の大紅葉ですが、意外とこちらは先行していたのか、先の方はかなり散っていました。
実は、見晴台では気分が乗り切らなかったのですが、こちらで一気に興が乗りました。……ナチュラルハイ?
上左は地面に落ちたばかりの紅葉。地面はほとんど落葉に覆われていました。上右の垂れ下がった枝もなかなか。
ですが下の絵。覗いてびっくり、2枚の赤と緑の葉が寄り添うようで。自然の造形にはほんと、驚かされますね。
ちなみに今回は何故かD60が大活躍。つけてたレンズの都合なんですが、ね。まぁ前回、川苔谷に持ち出さなかった分を取り返した、というか……。でもほんと、オーバーホールに出さないとなぁ。
川苔谷の渓流あれこれ。落葉に囲まれ、落葉を流し、晩秋の雰囲気をかもし出していました。
ここの水もどこぞと一緒で「蒼い」ですね。
百尋の滝の手前にあった木。すばらしい色や形、刻々と変わる光、しばらく身動きができませんでした。
人一人通るのがやっとの細い山道だったのですが、私が停止している間通り過ぎた人はわずか数人、助かりました。で、下段、左と右、実はほとんど似たようなアングルなのがお分かりでしょうか?たった5分でこんなに表情が変わったんですよ。楽しすぎますね。
しかしJPEGは赤に弱い。特に上段ですがフルサイズで見ると、こんなに色むらありません。哀しいなぁ。
ということで、手前の紅葉に完全燃焼してしまったため、実は気力が落ちていました。が、それでも確かに百尋の滝の姿は美しいですね。ぼけっと見ていて癒されます。結構な時間をこのあたりで過ごしていました。周りが広々としていて気持ちがよい。だから「百尋」の滝なのかな。ここまで登るだけでかなりあるので疲れたから、と言うのこともありますが。
さて、最後にとーっても怖い木を一枚。これも状態のよい木で撮っていて楽しかった……、のですが、なんか近くで変な音がするのです。ふと見ると親指大の飛び回る影、あわてて逃げました。遠くから見るとこの木の根元に「うろ」があるらしく、そこに出入りしている様子。きっと巣があるのでしょう。実にやばかったなぁ。このサイズだと、やっぱり大スズメバチだろうなぁ……。
道なりちょこちょこ。渓谷も撮りましたが、うーん、もっと流れに寄りたかったなぁ。
降りる道がないことはなかったのですが……。
さて、大陽寺参道の紅葉です。一本の木であらゆる色、うーん、見事。
で、これにも結構感動しました。清めの水に沈む落葉。落ちる水滴、広がる波紋。
まさに明鏡止水を絵にしたような、そんなイメージです。
左ですが、実は大血川岸まで一箇所降りました。ポイント的にあまりよい場所でなかったので、少ししか撮れなかったのですが、それでも撮った一枚。ちなみにJUPITER9を使いました。やっぱり楽しいなぁ、このレンズ。なお、右は素直に大陽寺参道です。こっちは50F1.4だったかな。
ご飯は観光釣場の休憩所で食べました。その休憩所の裏側がこんな感じ。
色付きも見事、ただアップにするとちょっと汚いけど、遠目では最高れべる。
右はちょっと電線が入っていたのが悔しい。中はもっと色を出してもよいかな?
左ですが、一陣の風が紅葉の葉を落とす。まさに錦糸吹雪。見事でした。
でも、うーん、、ちょっと個性に欠けているような気が。やっぱ疲れのせいだろか。
ガスにけぶる十和田。湖畔の木々はさすがに終わりかけという印象でした。
でも、中湖あたりの湖畔は見事。ちなみに子ノ口に向かうフェリーからの撮影です
九段の滝・銚子大滝・白糸の滝、左二枚の頃は霧雨でしたが、右一枚は大雨の中……。
奥入瀬紅葉。雨の中だけに色も濃く、世界は赤・黄に染まっているかのよう。
でも、雲井の滝までにびしょぬれになってしまったのであえなくダウン。
バスから見る九十九島や阿修羅の流れが美しく……、悔しかったです。
最後は翌日の宿、蔦温泉の窓から。なんか、油絵みたいになりました。
ちなみに翌日も同じく大雨。……いつか蔦沼ハイクを決行することを願い、後にしました。
さすがに昨日、天気情報をチェックして計画しただけによい天気です。
稜線の陰影もきれいでしたし、山の上に注目するとモザイクもきれいでした。
まぁどれも私らしい絵かな。徹底的にぼかした左右、実は幹ねらいの中央。
駐車場からすぐ上ったところの樹。グラデーションが美しかったですね。
個人的には中央が一番のお気に入り。木漏れ日のイメージです。右はべたべたですが、ほとんど素のままの絵かな。左はちょっとソフトな50F1.4開放の絵です。ちなみに掲載しませんが、F2.0にしぼった絵もあります。とってもシャープ(^_^;)。
この二つの絵を見比べてどう思われるでしょうか?
実はほとんど同時刻、同アングル、同露出、同しぼりで、違いはC-PLの利かせ方だけです。
枯れ木に花が咲いた、C-PLの詐術、そんな風に思った瞬間でした。